蓮華の思ひで

asperge2009-04-09

春になり、すみれやツクシなど、春の植物が顔をのぞかせて、うきうきしていたら4月も上旬。
本名町の田畑は一面の蓮華でピンクに染まり出しました。
私は4歳〜5歳まで開聞町に父の仕事の都合で住んでいました。
自分が小さかった頃の記憶は、そのほとんどが開聞岳のふもとの小さな町からはじまっています。
牧聞神社の近くの小さな一軒家に住んでいました。
幼稚園はそこから幼児の足で30分ほどかかる児童館。
一本道をてくてく歩いて通うのですが、その道の両脇は、春になると一面の蓮華畑で埋め尽くされるのです。
「まだ着かないな〜まだまだだな〜」などと蓮華をつみながら、通っていた記憶を、
この季節になると思い出します。
あの頃は、カブトの木や、ヘビ苺の道、クローバーで冠をつくったり、自然が遊び相手でした。
小さい時は、田舎で過ごすのが一番いい。
いつか子供が生まれたら、父や母が育てた果物を収穫したり、植物や虫と遊んだり、そんな風に育てられたら
素敵だなあと考えています。

久しぶりに、蓮華で指輪と腕輪をつくったら、とても難しくって。
幼児の指だったから、上手につくれたのね、と、懐かしく思い出した休日でした。